バードカービングについて

バードカービングは「鳥の木彫り」です。狩猟のおとり用の水鳥の木彫り(デコイ)がその起源と言われています。

バードカービングの製作は、完成形を想像しながら、はく製や写真を参考に鳥の実寸を元に図面を引き、図面から木材(チュペロという北米産の木材)をおおまかな形にカットアウトし、グラインダーを使って羽根を一枚一枚彫り出します。眼は、それぞれの鳥の種類に合ったサイズや光彩の色のガラスアイを埋め込み、脚は真鍮や銅線をはんだ付けし、パテで鱗を作ります。最後に水溶性アクリル絵の具で彩色をして仕上げます。また、止まり木や周りの背景(ハビタット)を作る場合もあります。

バードカービング作品への問い合わせ

バードカービング作品にご興味のある方は、以下のアドレスにメールでご連絡をお願い致します。


ecl05217@gmail.com

ツバメ作製しました

会社の元同僚の奥様から、ツバメの作製をご依頼いただきました。ツバメの作製は初めてでしたので、事前にwebなどからツバメに関する情報や写真などの資料を収集しました。

ツバメは繁殖のために、春に日本に渡来して秋ごろまで過ごす夏鳥,いわゆる「渡り鳥」です。優れた帰巣本能を持ち、一度巣作りをした場所に、毎年、巣をかけて子育てすることから、幸運や家庭円満の象徴とされ、古くから人間に親しまれています。ただ、最近、餌となる昆虫の減少(農薬使用や環境変化)、巣作りの場所の減少(西洋風家屋の増加、軒がない建物、巣の撤去)などにより、日本全国でツバメは減少傾向にあることが心配です。

ツバメは、色彩的に光沢のある青黒い背中、白いお腹、赤褐色の喉が特徴です。

また、ツバメの体形は独特で,大きくて長く尖った翼に燕尾服(えんびふく)の由来にもなった長く二股に分かれた凹型の尾羽,短いけど幅広の嘴、という特徴があります。これはツバメの生活パターンに関係しており,尖った翼は高速飛行の得意な鳥の特徴、体に対して大きな翼や凹型の尾羽は小回りの利く飛行,長い翼は渡りのときの長距離飛行に有利なのだそうです。また,短くて幅の広い嘴は大きく開き,飛んでいる昆虫を捕らえるのに適しています。

もう一つのツバメの形態的特徴は足が短いことです。それには、いくつかの理由があると考えられています。

① 空中生活への適応:ツバメは飛行時間が非常に長く、生活のほとんどを空中で過ごしていることから地上を歩いたりするための長い足は必要がない。

② 空気抵抗の低減: 短い足は飛行中の空気抵抗を最小限に抑え、エネルギー効率の良い飛行を可能にする。

③ 巣への出入り: 巣は通常、壁や軒先などの垂直な場所や狭い隙間に作られるので、短い足は、これらの狭い場所や巣への出入りに適している。

このように、ツバメは、短い足と対照的に、速く飛ぶための長くて鋭い翼と、飛行中に昆虫を捕らえるための広い口といった特徴的な身体的特徴を持っており、これらの特徴から、彼らの空中での生活様式に完全に適応していることがよく分かります。

シマエナガ その2

シマエナガの作製依頼を複数いただいております。この春の鳥展でもギフトコーナーには沢山のシマエナガのグッズが並んでおりました。特に女性の方の人気は絶大ですが、元々のエナガをご存じの方が少ないことに驚いています。

さて、シマエナガというと「冬の北海道の厳しい寒さ」というイメージですが、連日の体温越えの猛暑の、クーラーを利かせながら、冬の北海道をイメージしながら作製しています。今回の作品は、頭全体を90度真横にした姿にチャレンジしました。頭の位置、くちばしが短く、顔に埋もれそうな感じなので苦労しました。

いろいろなご要望をいただきながらの作製は、自分としてもとても勉強になります。

次は、どのような作製依頼をいただけるのでしょうか。。。

展示会終了しました!皆さんに感謝!!

5月12日から16日の5日間、愛知県一宮市市役所本庁舎14階市民ギャラリーで開催しましたバードカービング展示会を無事終わることが出来ました。お忙しい中ご来訪いただいた方々に深く感謝いたします。最初は口コミなど人的ネットワーク頼りで集客も低調でしたが、展示会中日の5月14日の中日新聞朝刊の尾張版(地方版)にこの展示会の記事が掲載されてから、大変多くの方々にご来訪いただき、作品をご覧いただきました。メディアの影響力を感じました。最終日は予定外で一宮市の中野市長にもご来訪いただき作品をご覧いただきました。

今回の展示会を通じて、バードカービングに対する認知度が深まると共に参加された野鳥に対する関心が高まり、愛鳥週間の企画としては成功ではなかったかと個人的に感じております。

最後に、またこのような展示会の開催を企画して欲しいとのご要望を多数いただきました。次回に向けて頑張ります。ありがとうございました。


明日(5/12)展示会初日です!

昨日から今年の愛鳥週間が始まりました。

この愛鳥週間の期間に合わせて、告知通り、バードカービング展示会を一宮市役所本庁舎14階の市民ギャラリーで開催します。準備万端とはいかないまでも、可能な限りご覧いただく方々にバードカービングとはどのようなものかを分かっていたければとの思いでこれまで精いっぱい準備してきました。

明日の朝は、展示会場設営のお時間をいただくことになりますのでご容赦願います。

沢山の方々のご来訪をお待ちしております。

バードカービング展示会開催決定!

前回ホームページに記事をアップしてから大分時間があきました。申し訳ございません。

さて、今年のバードウィークの期間中にバードカービング展示会を開催することが決まりました。開催日時は、5月12日(月)から16日(金)の5日間、場所は愛知県一宮市 一宮市役所本庁舎14階の市民ギャラリーです。展示会では、これまでの自分の作品(20数羽)と共に、「バードカービングの作り方」としてバードサービングの作製過程が分かるような展示もあります。期間中はどなたでも自由に見学できます。会場でお会いできることを楽しみにしております。展示会のポスターを添付しました。

求愛給餌(カワセミ)

昨年12月からこの1月にかけて、じっくりと時間をかけて作品作製に取り組む時間がありました。これまで番(つがい)の作品を作製したことがなかったことから、カワセミを題材に選びました。

カワセミは春、恋の季節になると雄が雌に小魚をプレゼントすることがあります。この雄が雌に小魚などの餌を与える行動を求愛給餌(きゅうあいきゅうじ)と呼んでいます。求愛給餌はカップルの絆を強める意味があり、餌である小魚を雌が受け取ってくれたら、恋愛成立となります。小魚をあげる時、雄は小魚の頭が先になるように咥え直すのですが、雌が受け取る時に飲み込みやすいようにとの心配りなんですね。

このようなカワセミの行動をみて、自分達人間の作法を見直してはどうでしょうか。来月14日はバレンタインデーです。

モズのはやにえ

午前中庭のバラの選定をしていたら下の写真のように小さなカエルがバラの枝に刺さってミイラ状態になっていました。これは、モズの仕業で、串刺しになった獲物のことを「はやにえ(速贄)」といいます。す。モズは肉食系の鳥でバッタやカエルなどの小動物を好む肉食性の鳥で、晩秋に捕まえた獲物を木々の枝先などに突き刺して、長期間そのまま放置するという不思議な習性を持っています。モズがはやにえを作る理由は、餌の少ない冬の保存食の意味があるそうです。

下に以前作製した作品の写真も添付しました。嘴の鋭さから、モズが肉食性の鳥であることが分かると思います。

最近の作品(シジュウカラ)

前回は、ヤマガラを紹介しましたが、カラ類の主役のシジュウカラの紹介からするべきでした。シジュウカラも体長は約14.5cmとヤマガラとほぼ同じ大きさです。白いほお、胸から腹に黒いネクタイ模様が特徴で、雄は雌に比べてネクタイの幅が太いので見分けがつきます。ほぼ全国に分布し、平地から山地の林に棲んでいますが、「ツツピン ツツピン」と鳴いて、市街地、住宅地で見ることも多いおなじみの鳥です。

話は全く変わりますが、今朝散歩から戻ると自宅の近くの電柱のてっぺんで「キィイキィイ」と甲高い声でさえずっている鳥がいました。こちらに背を向けているのでよく分かりませんでしたが、ハトほどの大きさで茶色の翼と褐色の斑点からチョウゲンボウではと思い、急いで自宅からカメラを持ってきて撮った一枚の写真です。ピントも構図もいまいちですが、左側から朝日があたりきれいだったので、皆さんにおすそ分け。

最近の作品(ヤマガラ)

シジュウカラの仲間で全長約14cm。背・翼の上面は灰色、腹は褐色。頭は黒色と白っぽい淡い褐色の模様です。枝先などで「ツーツーピー、ツーツーピー」とシジュウカラよりもゆっくりしたテンポでさえずります。頭がよく、木の実をかくして貯めておく「貯食」を行なったり、また、おみくじを引く小鳥としても有名ですが、ただ、今やってるかどうかは不明です。

最近の作品(ウグイス、メジロ)

ウグイス

初春、「ホーホケキョ」の鳴き声を聞いて春がやってきたと感じる方がほどんどかと思いますが、藪に隠れ、鳴き声はすれどなかなかその姿を見ることは出来ません。ちなみに「ホーホケキョ」は繁殖期の春夏にメスを呼び、なわばりを宣言するための「さえずり」と呼ばれる、オスだけの特別な鳴き方で、鳴き始めの頃はうまくさえずれません。また、メジロをウグイスと勘違いされている方は多いのかもしれません。ウグイスの体の色は、灰色がかった緑褐色黄緑色(ウグイス色)で意外にも地味な見た目をしています。また、ウグイスには白い眉毛のような模様(眉斑=びはん)と目を横切る黒い線 (過眼線=かがんせん)があるのも特徴的です。

メジロ

全長は12cm程度とウグイス(全長約15-16cm)に比べ一回り小さな鳥で、その名前の通り、目の周りが白く、縁取られていることが特徴です。冬から春にかけて、小さな声で「チィチィ」と鳴いて、柿の実やミカン、梅や桜の花の蜜を求め、チマチマと動き回っています。

最近の作品(キビタキ)

夏鳥で、東南アジアからわたってきます。雄は頭部から背面にかけて黒く、眉班(目の上の眉のような模様)、腹部、腰が明るい黄色をしています。特に喉から胸は鮮やかな濃いオレンジ色で、その華やかな色彩はとても印象的で、夏の高原の貴公子とも呼ばれます。

最近の作品(ジョウビタキ)

冬鳥で、積雪のない地方で越冬し、一羽で行動します。最近は住宅地でもよく見かけます。翼に白い斑があり、雄は頭が銀白色、顔は黒色、胸から腹が橙色をしてるので、よく目立ちます。

時々ピョコンとおじぎをして尾を震わせ、澄んだ声で「ヒッ、ヒッ」と鳴きます。