メジロとみかん
メジロは、ウグイスと混同されやすい身近な野鳥ですが、鮮やかな黄緑色の体と、目の周りを縁取る白い輪が特徴です。全長は約12cmでスズメより小さく、雌雄ほぼ同色です。樹木の枝葉の間を活発に動き回り、昆虫やクモ、木の実、花の蜜などを食べます。特に春には梅や桜、ツバキなどの花に集まり、蜜を吸う姿をよく見かけます。秋から冬には庭木の果実などにも訪れます。鳴き声は「チー、チー」「チュルチュル」といった細かな声で、複雑で美しいさえずりも魅力の一つです。
メジロとミカンは、とても相性のよい「冬の野鳥観察」の組み合わせです。冬にはミカンを庭先に置くと、比較的容易に姿を観察できます。
ところで、なぜ、この酷暑の夏にメジロとみかんを?という問いに対しては、作製の依頼があったからと応えるしかありません。
図柄的には、半分に切ったみかんの果汁を味わうような姿がいいとは思いますが、この時期のみかんは高級品です。半割してしまうと作品作製の期間中はもちそうにないので、敢えて一個のみかんの上にメジロを止まらせたという経済的な事情があります。ちなみに作製を終えて、みかんは果物好きの孫(2歳)が美味しそうに食べてくれました。
念のため、メジロが乗っているみかんは、今回、作製した木製のみかんで、食べられません。